【2021年】自分と向き合う創作活動の年

 閲覧ありがとうございます。Twitterで詩を投稿している雪水雪技(ゆきみず そそぎ)と申します。Twitterアカウント→@sosogi_yukimizu
このブログでは創作活動を通して気が付いたことなどを記録していきます。
 
 2021年はとにかく詩を書いた一年だったと思います。この創作を通して自分自身と向き合っていました。

 ここ十年ぐらいで、私はすっかり自分がわからなくなっていました。これまでは兎にも角にも仕事が人生で一番大事だと思い込んで暮らしていました。そうやって生きていても自分を見失わなければ良かったのですが、人の評価が絶対になり、自分を擦り減らすようになりました。
 本当の私はそういう暮らしに耐えられなかったのに、本音にすべて蓋をして生きていました。新卒で入った最初の会社は独裁体制が敷かれた感じの職場でした。ここで最初の精神疾患にかかり、それから第二次新卒枠で別の会社に入り、今思えば、どこに行こうとも粉骨砕身で働いていました。そうこうしているうちに心と体は再び悲鳴を上げてしまいました。
 紆余曲折あり2021年を迎え、今に至ります。今年は本当にしんどい思いをしましたが、ずっと避けていた自分自身と向き合う一年でした。その方法の一つが詩です。詩には自分の本当の気持ちだけがあります。毎日毎日詩を書いていました。そして通院しながら、精神的に辛くなったり楽になったりを繰り返して、今は穏やかな気持ちで年末を迎えています。
 勤め先の人間関係を中心とした生き方、本当はそういう生き方を望んでいなかったのだと、心の底から気が付くのに仕事を離れてからも随分とかかりました。
 私は強烈な自己暗示で社会生活を送ってきたのだと思います。例えば、私はずっと辛い食べ物が大好きだと思っていました。でも本当の私は辛いものをあまり食べられなかったのです。何を言っているのかわからないかと思いますが、過去の上司が辛いもの好きだったから自分も好きだと言って、本当に自分が辛いもの好きだと長い間思い込んでいたのだと最近気が付きました。
 辛い食べ物については一例であって、色々な事に対して本当は好きじゃないものを好きだと思い込んで、自分が本当に好きなものがわからず、自分が何処にいるのか分からなくなっていました。
 楽しいと思って過ごした後に一人になると泣いていました。何で泣いているのかもわからず、何度も心のSOSを無視してしまいました。
 嫌いな事、やりたくない事を洗い出すにも苦労しましたが、好きなものを探すより何が苦痛なのかを上げる方が早かったです。それから何をしたいのかはわからないけれど、「今は詩を書いていたい」と思って毎日Twitterに詩を投稿していました。続けている内に雑念が出てきましたが、それでも書き続けて、今はかなり自然に近い状態で創作が出来ています。
 文章で生きていきたいと思うようになって、小説も書こうかと思いましたが、今のところ小説は書けませんでした。どうしても話と話が繋がらないのと、私が長い文章を書くことがそもそも向いていなかったというのもあります。書いていて自分が楽しくなかったのも良くなかったです。辛いことはもうやらないと決めていたので、すぐに諦めました。やめたことで逆に詩に集中出来ました。これまでの人生で書き上げた「物語」は学生時代に書いた脚本一本だけでした。多分あれが集大成で全てだったのだと思います。もちろん、これから先何か書くことはあるとは思いますが。それが散文なのか小説なのかエッセイなのか詩なのかは、今はまだわかりません。

 SNSで色々と発信を続けています。ありがたいことに読んで頂ける方々がいるので、活動を続けることが出来た一年でした。
 ここ最近で新しく始めたことは、InstagramとStand.fmの投稿と配信です。

 Instagramを今月の10日から始めました。ここではTwitterに掲載した詩を再掲して、グーグル翻訳で英訳したものも載せています。もちろん直訳したら意味不明の文章になるので、英訳用の日本語に一度直してから翻訳機能を使っています。これを朝にやっていますが意外と面白いです。隠されていた言葉が出てきたり、言い換えの為に表現を変えたりと、結構元の詩をいじるのですが、その作業がなかなか面白いと思えています。

 Stand.fmも月曜日から金曜日の18時頃にTwitterに上げた詩を朗読して配信しています。こちらも朗読専用として段々と形になってきたように思えます。

 自分なりに続いたことは自信になります。そして創作活動を通して自分と対話することも出来ています。もちろん、社会人生活が無駄であったとは思っていません。それが無かったら気が付かなかったこともたくさんあります。どんなに苦しくとも。どんな時も無駄にはならないと思います。思い通りにいかない日々も、思った結果が得られなくても、それが無駄になることは無いと思っています。

 そう思える今年で良かったと思えています。
 
 2021年、私の作品を読んで頂いた皆様に心より感謝申し上げます。どうぞ、良いお年をお迎えください。